神奈川大学・松平快聖は、長身から投げ下ろすのではなく、アンダースローで打者の芯を外していく個性派右腕。
アンダースローというだけでも珍しいが、松平はただの変わり種ではなく、ツーシームとシンカーという明確な武器を持っている投手だ。
球速は最速140km/h。
アンダースローであり最高球速は問題では無く、ゴロを打たせて取る投球スタイル、毎年しっかり投げられる先発型の体力、アンダースローの希少性を考えると、下位指名ならかなり面白い存在だと思う。

現時点での指名順位予想
予想:ドラフト4位〜6位候補
松平は、普通に考えると4位以下の下位指名候補だと思う。
アンダースローという希少性は間違いなくある。
さらに、ツーシームとシンカーという武器があり、毎年しっかりイニングを投げられる先発型でもある。チームにいないタイプの投手を取りたい球団なら、かなり面白い候補になる。
ただし、アンダースローというだけで上位に行けるほど甘くはない。
球速、制球の荒さ、一発リスクを考えると、現時点では下位で個性を買うタイプという評価になる。
※評価は記事作成時点のものです。
基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 選手名 | 松平快聖 |
| 所属 | 神奈川大学 |
| ポジション | 投手 |
| 投打 | 右投右打 |
| 最速 | 140km/h |
| フォーム | アンダースロー |
| 適性 | 先発◎/救援△ |
| 選手タイプ | 高橋礼 |
能力査定

パワプロ風査定
| 球速 | コントロール | スタミナ |
|---|---|---|
| 140km/h | D | B |
変化球
| 球種 |
|---|
| ストレート |
| ツーシーム |
| シンカー |
| スライダー |
| カーブ |
特殊能力
| 特殊能力 |
|---|
| クイックC |
| 回復C |
| ナチュラルシュート |
| 内角攻め |
| リリース○ |
| 荒れ球 |
| ゴロピッチャー |
| 一発 |
| 乱調 |
| 変化球中心 |
査定のポイント
今回の査定は、アマチュア基準で能力を表現している。選手の特徴が分かりやすくなるように能力化しており、実際のゲーム査定を予想するものではない。
松平快聖の評価で一番大事なのは、アンダースローの希少性だけでなく、投げている球にちゃんと特徴があること。
アンダースローというだけなら、珍しい投手で終わってしまう。
ただ、松平はツーシームとシンカーを中心に、打者の芯を外してゴロを打たせる形を持っている。大学レベルでも結果を残しており、単なる変わり種ではなく、ちゃんと持っているものはある投手だ。
コントロールはD評価。
決して良いわけではないが、壊滅的に悪いわけでもない。四球や暴投はそれなりにあり、ゾーン内でも荒れているが、ゴロを打たせる投球スタイルのため、打者が早いカウントから打ってくる部分もある。数字以上に球は荒れていると見ている。
スタミナはB評価。
毎シーズンしっかりイニングを投げており、完投もできる。球数が増えにくい投球スタイルも含めて、先発としての体力は高めに見た。
投球評価:ツーシームとシンカーでゴロを打たせる
松平の投球の中心はツーシーム。
130km/h弱くらいの球で、シンカーよりも横変化が強い。
右打者にも左打者にもメインで投げており、特に右打者に対してはかなり厳しい球だ。バットの芯を外して詰まらせることができ、ゴロを打たせて取る投球の主軸になっている。
ストレート自体もシュート方向に動くため、ナチュラルシュートも付けている。
ただ、ツーシームはそれよりもさらに曲がるため、別の球として見て良いと思う。
シンカーもかなり面白い。
球速は110km/h弱くらいで、ブレーキと落差がある。
大きく曲がりながら落ちていく、これぞアンダースローという球で、ツーシームで詰まらせた後に空振りを狙う武器になる。
一方で、スライダーとカーブは補助的な球。
スライダーは横滑りの球で、カーブも横成分が多い。
大きく曲げて勝負するというより、球速差や目先を変えるための球という印象だ。主役はあくまでツーシームとシンカーと見ている。
長所
希少な長身アンダースロー
最大の長所は、やはりアンダースローとしての希少性。
プロでもアンダースローは多くない。
その中で、松平はただ低い位置から投げるだけではなく、腕を隠しながら肘を使ってピュッと出してくるタイプ。リリース自体はきれいで、フォームに大きな違和感はない。
フォームの再現性やリリースの見え方に大きな不安を感じないのは良いところ。
アンダースローとして、投球の土台はしっかりあると思う。
ツーシームで芯を外せる
松平の一番の実戦的な武器はツーシーム。
ゾーンの中で荒れながら、ツーシームで詰まらせてゴロを打たせる。
空振りを量産する投手ではなく、芯を外して打ち取る投手だ。ゴロピッチャーはかなり分かりやすい特徴になる。
アンダースローで横に動く球を使えるのはかなり厄介。
打者からすると、見慣れない角度に加えて、芯を外される球が来るため、初見ではかなり打ちにくいと思う。
シンカーというアンダースローらしい武器
シンカーも大きな長所。
ブレーキが効いて、落差もある。
ツーシームで横に動かし、シンカーで下に落とす。これができるのは、アンダースローとしてかなり大きい。
決め球としてさらに磨ければ、プロでも右打者、左打者どちらにも嫌な球になる。
松平がプロで生きるなら、このツーシームとシンカーの精度がかなり重要になる。
先発としてのスタミナ
松平は、先発としてのスタミナも評価したい。
毎シーズンしっかりイニングを投げており、完投もできる。
球数が増えにくいゴロピッチャーというスタイルも、先発向きだと思う。
先発◎、救援△にしたのはこの部分。
短いイニングで出力を上げるタイプというより、相手を打たせながら試合を作る先発型と見たい。
課題
制球の荒さ
一番の課題は、制球の荒さ。
四球の数字だけ見ると極端に悪いわけではないが、実際の球はかなり荒れている。
ゾーン内でもバラつきがあり、狙ったところにきっちり投げ分けるタイプではない。
荒れ球が武器になる場面もある。
ただ、プロでは甘く入った球を見逃してもらえないため、荒れ方をどこまでコントロールできるかが大事になる。
死球の多さ
特に気になるのは、右打者への死球の多さ。
内角を攻められるのは良いことだが、松平の場合は危険なところにも抜けている。
逃げて四球を出すというより、内角を攻めた結果、打者に当てる怖さがある投手だ。
内角攻めは武器だが、死球が多すぎると起用しづらくなる。
プロに入るなら、内角を突く怖さは残しつつ、危険な抜け球は減らしたい。
一発リスク
一発も付けている。
被本塁打がやや多く、甘く入った時に飛ばされる怖さがある。
荒れ球で内角に行くぶん、ハマればゴロ、抜ければ死球、甘ければ長打というかなり個性の強い投手だ。
ゴロピッチャーではあるが、甘く入ると長打になる。
このリスクをどこまで抑えられるかが、プロでの評価を分けそうだ。
乱調の怖さ
乱調も付けている。
一度崩れると、荒れ球、死球、一発が重なって一気に苦しくなる可能性がある。
アンダースローはハマれば打者が嫌がる一方で、ゾーンに入らない日や甘く入る日はかなり怖い。
プロでは、悪い日の最低限をどこまで作れるか。
ここが整えば、先発としてかなり使いやすくなる。
アンダースローだけで評価しすぎないこと
松平は面白い投手だが、アンダースローという希少性だけで過大評価するのは危険。
球速は140km/hで、基本的なストレートは130km/h前後の印象。
アンダーとしては悪くないが、球威で押すタイプではない。あくまで、ツーシームとシンカーで打たせて取る投手として評価したい。
プロで通用するには、珍しさだけでなく、実際にゴロを打たせ続けられるかが大事になる。
プロでの役割イメージ
プロでは、先発候補として見たい。
松平は、短いイニングで力任せに押すリリーフというより、ゴロを打たせながら試合を作る投手。
ツーシームとシンカーで芯を外し、球数を抑えながらイニングを稼ぐ形が一番しっくり来る。
理想は、ローテーションの谷間や第5・第6先発として、相手打線の目先を変えられる投手。
チームにアンダースローがいなければ、それだけで対戦相手にとって嫌な存在になる。
ただし、死球の多さや一発リスクが残ったままだと、安定して先発を任せるのは難しい。荒れ球を武器にしつつ、試合を壊さない制御力を身につけたい。
誰タイプ?
選手タイプは高橋礼。
投球の荒さや死球の多さだけを見ると青柳晃洋っぽさもある。
ただ、青柳はサイド気味の腕の振りからスライダーとシュートで横に動かすイメージが強い。松平はアンダースローからツーシームとシンカーを使っていくタイプなので、今回は高橋礼タイプにした。
もちろん、現時点で高橋礼のようにプロで結果を残せる完成度があるという意味ではない。
ただ、アンダースローで打者のタイミングを外し、芯を外してゴロを打たせる方向性は近い。
松平がプロで生きるなら、ツーシームとシンカーをどれだけ磨けるか。
ここがそのまま将来像に直結しそうだ。
まとめ
松平快聖は、神奈川大学の長身アンダースロー右腕。
最速140km/hと球速表示は派手ではないが、ツーシームとシンカーを軸にゴロを打たせる個性派投手だ。
アンダースローという希少性に加えて、毎年イニングを投げられるスタミナもあり、下位指名ならかなり面白い。
一方で、制球の荒さ、死球の多さ、一発リスク、乱調の怖さは課題。
ハマればゴロを量産できるが、抜ければ死球、甘ければ長打というかなり個性の強い投手でもある。
現時点ではドラフト4位〜6位候補。
チームにいないタイプの投手を取りたい球団なら面白い存在で、長身荒れ球サブマリンとしてプロでどこまで武器を整理できるかに注目したい。


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