立命館大学・西野啓也は、守備力を軸にしながら、打撃と走塁でも一定の貢献ができる総合型捕手。
捕球技術の高さ、投手を支える姿勢、盗塁を刺せる肩を持っており、捕手としての総合力はかなり高い選手だ。
立命館の偉大な先輩になぞらえて古田敦也2世とも呼ばれているが、個人的には古田というより、守備を軸にしつつ打撃でも地味に貢献できる矢野輝弘タイプとして見たい。走攻守のバランスが良く、プロでも守備でチームを支えられる捕手だと思う。

現時点での指名順位予想
予想:ドラフト3位〜5位候補
西野は、今年の大学生捕手の中でも上位候補に入る選手。
青学の渡部海、亜細亜の前嶋藍と並んで、大学生捕手の有力候補として名前が出てくる存在だ。肩だけなら前嶋のインパクトが強いが、打撃と守備のバランスを含めると、西野はかなり評価しやすい捕手になる。
派手な長打力で上位指名を狙うタイプではないが、守れて、ある程度打てて、足も使える捕手は貴重。
捕手を補強したい球団なら、3位から5位あたりで十分候補に入ってくると思う。
※評価は記事作成時点のものです。
基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 選手名 | 西野啓也 |
| 所属 | 立命館大学 |
| ポジション | 捕手 |
| 守備位置 | 捕手 |
| 投打 | 右投右打 |
| フォーム | オープンスタンス |
| 選手タイプ | 矢野輝弘 |
能力査定

パワプロ風査定
| 弾道 | ミート | パワー | 走力 | 肩力 | 守備力 | 捕球 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | C | D | C | B | C | A |
特殊能力
| 特殊能力 |
|---|
| 走塁C |
| キャッチャーB |
| 送球E |
| 積極守備 |
査定のポイント
今回の査定は、アマチュア基準で能力を表現している。選手の特徴が分かりやすくなるように能力化しており、実際のゲーム査定を予想するものではない。
西野啓也の最大の魅力は、捕手としての安定感。
特に捕球技術はかなり高く、低めのワンバウンドを簡単に後ろへ逸らさない。捕球体勢で無駄に動かず、ミットも安定していて、投手が安心して低めへ投げられる捕手だと思う。捕球A、キャッチャーBはこの守備力を評価したものだ。
打撃はミートC、パワーD。
4年春に首位打者を取ったことで打撃評価は上がっているが、ホームランを何本も打つタイプではない。基本はミート重視のライナー系で、下位打線なら十分期待できる打者という評価になる。
走力はC評価。
捕手としてはかなり動けるタイプで、走塁も普通の野手のようにこなせる。10個も20個も盗塁するタイプではないが、相手の隙を突いて走れるだけの脚力はある。
打撃評価:下位打線なら十分期待できる
西野の打撃は、派手な長距離砲ではない。
4年春のリーグ戦では首位打者を獲得しており、終盤に固め打ちして一気に打率を上げた。最後の打席でも、首位打者が確定している状況で交代せず、自ら打席に立ってヒットを打ったという話もあり、勝負どころでのメンタルも評価したい。
ただし、打撃が最大の売りというタイプではない。
ホームランを量産する打者ではなく、ツボに来たら一発もあるというくらい。
基本はミート重視で、打球傾向にも大きな偏りはない。ケースに合わせて打てる柔軟さがあり、プロでも「自動アウトの8番捕手」という感じにはならないと思う。
ミートCは、捕手としては十分評価できるライン。
パワーはDに留めたが、全く長打がないわけではない。守備型捕手として見れば、打撃も十分プラスにできる選手だ。
守備評価:有馬を支える捕球技術
西野の一番の武器は守備。
特に、捕球とブロッキングの安定感が良い。
有馬伽久のスライダーをしっかり止め続けており、低めの難しい球を簡単に逸らさない。プロの一軍でも、ストップ能力は早い段階から通用する可能性がある。
また、投手へのジェスチャーや、ミットをしっかり見せて的を作る姿勢も良い。
こういう部分は数字には出にくいが、捕手としてかなり大事なポイント。投手が投げやすい空気を作れる捕手だと思う。
肩もB評価。
2塁送球は1.8〜1.9秒の強肩合格点レンジで、盗塁阻止率5割を記録したこともある。1塁牽制で刺す場面もあり、アウトを取りにいく意識も高い。肩そのものはプロでも十分勝負できるレベルだ。
ただし、送球はEにした。
阻止率だけを見るともっと高くしたくなるが、実際の送球を見ると、着弾点が上下左右にブレる場面がある。盗塁阻止の数字には、有馬のクイックの速さもかなり影響していると見ている。送球Eは大きな弱点というより、肩の強さに対して送球精度にはまだ改善余地があるという表現だ。
長所
捕球Aに置ける安定感
最大の長所は、捕球の安定感。
低めのワンバウンドをしっかり止められるし、捕球時の動きも少ない。
キャッチングがバタつかないため、投手からするとかなり投げやすい捕手だと思う。
捕手は打撃成績だけでは評価しにくいポジションだが、西野の場合は守備だけでも十分アピールできる。
捕球Aはかなり高い評価だが、それだけの安定感はある。
投手を支えられる捕手力
西野は、ただ捕って投げるだけの捕手ではない。
ミットの見せ方、ジェスチャー、投手への気配りなど、地味な部分が良い。
有馬を支える相棒として、投手の良さを引き出せる捕手という印象がある。
キャッチャーBはこの総合力を表した評価。
プロでも、投手陣から信頼される捕手になれる可能性がある。
捕手としては動ける脚力
西野は、捕手としてはかなり動ける。
足はC評価で、走塁も悪くない。
下位打線の捕手が相手バッテリーの隙を突いて走れるなら、それだけでも攻撃面のアクセントになる。
捕手で走れる選手は、それだけで少し珍しい。
打撃で大きく目立たなくても、細かいところで得点に絡めるタイプだ。
下位打線なら期待できる打撃
西野は、守備型捕手としては打撃も悪くない。
首位打者を取った実績があり、ミート重視でライナーを打てる。
プロで中軸を打つタイプではないが、7番や8番に置いても完全な穴にはならないと思う。
守れて、下位打線である程度打てる捕手。
このタイプは、プロではかなり重宝される。
課題
長打力は控えめ
一番分かりやすい課題は、長打力。
ツボに来れば一発はあるが、ホームランを何本も打つタイプではない。
体の線もまだ細く、力強さという面ではもう少し欲しい。
プロでレギュラー捕手を狙うなら、長打力を伸ばすというより、確実性を保ちながら、たまに二塁打や本塁打を打てるくらいの打撃を目指したい。
打撃が売りの捕手ではない
首位打者を取っているとはいえ、打撃で上位指名される捕手という見方ではない。
あくまで守備が土台で、打撃は下位打線なら十分という評価。
プロでは球の質が上がるため、今の打撃がそのまま通用するとは限らない。
特に、強い球への対応や、長いシーズンでの打撃維持は課題になる。
守備で出場機会を掴みつつ、打撃は少しずつプロに慣れていく形になりそうだ。
送球精度
肩はB評価だが、送球E。
ここが西野の査定で一番クセのある部分になる。
肩そのものは強いが、二塁送球の着弾点にブレがある。プロでは捕ってから投げるまでの速さだけでなく、送球がベース上に安定して届くかもかなり重要になる。
盗塁阻止率の数字だけで見れば高評価にしたくなるが、ここは数字よりも実際の送球内容を重視した。
送球精度が安定すれば、守備型捕手としてさらに評価は上がる。
プロでの打撃スケール
西野は良い捕手だが、打撃のスケールはそこまで大きくない。
古田2世と呼ばれることもあるが、古田ほど打撃でチームを引っ張る捕手というより、守備を軸にして、打撃でも地味に貢献するタイプだと思う。
プロで上位打線や中軸を打つイメージではなく、7番捕手としてしっかり仕事をする形が一番しっくりくる。
プロでの役割イメージ
プロでは、まず守備型捕手として見たい。
捕球技術と投手を支える能力はかなり高く、ファームでも早い段階から投手陣を任せられるタイプだと思う。
一軍では、最初は2番手捕手や守備固め的な立場から入り、徐々に出場機会を増やしていく形が現実的だ。
理想は、7番あたりで打てる正捕手。
打撃で派手に稼ぐタイプではないが、守備で投手を支えながら、下位打線でしぶとく出塁する。
走塁も悪くないため、攻撃面でも地味に効く選手になれる可能性がある。
捕手は育成に時間がかかるポジションだが、西野は守備面の土台がある。
送球精度と打撃のプロ対応が進めば、長く一軍に残れる捕手になれると思う。
誰タイプ?
選手タイプは矢野輝弘。
古田敦也2世と呼ばれることもあるが、個人的には古田というほど打撃で突出するタイプではないと思う。
それよりも、守備を軸にしながら、下位打線でしっかり打てる矢野輝弘のイメージが近い。
捕球技術が高く、投手を支えられる。
打撃も完全な自動アウトではなく、勝負どころで一本を期待できる。さらに、捕手としては動ける脚力もある。
派手さだけなら他の捕手に目が行くかもしれないが、総合力で見るとかなり評価しやすい捕手だ。
まとめ
西野啓也は、立命館大学の総合型捕手。
捕球Aに置ける安定感、キャッチャーBを付けられる捕手力、肩Bの強さを持ち、守備型捕手としてかなり魅力がある。
打撃もミートCで、下位打線なら十分期待できるレベル。走力Cもあり、捕手としてはかなり動ける選手だ。
一方で、長打力、送球精度、プロでの打撃スケールには課題がある。
特に送球は、肩の強さに対して着弾点のブレが気になるため、プロで正捕手を狙うなら改善したいポイントになる。
現時点ではドラフト3位〜5位候補。
派手な打撃型捕手ではないが、守れて、ある程度打てて、投手を支えられる。捕手を補強したい球団にはかなり面白い選手だと思う。


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